成長の壁にぶつかる2年目の看護師へ

入職1年目の新人看護師のために各医療機関では、プリセプター制度やOJTなどを設け、先輩看護師による手厚いサポートが行われます。そして、右も左もわからない状況を少しずつ解消させていき、独り立ちを応援してくれます。

しかし、2年目に入る辺りから集団研修の回数や先輩からのフォローは減るようになり、いろいろな仕事を任されるようになります。そのため、新人看護師の頃のように先輩に疑問や質問を投げかけることができなくなったりして、独り立ちへの不安を抱える人は足なくないのではないでしょうか。ですが、不安を感じながら仕事を行っていると、うっかりミスを連発しやすくなったり、重大なトラブルを招いてしまうことも考えられるので、不安要素があるときには、適宜それを解消するようにしましょう。たとえ集団研修の機会や先輩のフォローが減っても、主体的に学習していけば、自信は自然とついていくはずです。

社会人2年目というのは、どんな職種の方も躓きやすいものです。しかし、コツコツと努力していけば、それは成果として現れます。一つ一つの仕事を確実かつ丁寧に行うことを意識し、日々研鑽を積んでいきましょう。

ただし、どうしても不安が解消されず、研修の少なさや先輩からのフォローの少なさが気になるときには、転職という選択肢を考えてみても良いかもしれません。求人情報をしっかりチェックして、中途採用者やキャリアの浅い看護師にも手厚い研修やフォロー体制を整えている医療機関を選べば、安心して働くことができるでしょう。また、Web上には、研修に悩んだ人向けのアドバイスを発信しているサイトもあるので、アクセスしてみるのもいいかもしれません。